東芝のUXデザイン体感セミナー開催レポート

2018年9月26日(水)、東芝のUXデザイン体感セミナーを開催いたしました。
6月に開催した第1回RECAIUS™アイデアソン(※)を開催いたしましたが、今回はよりユーザーの「うれしい」を実現するアイデア出しの技法を体感いただく事を目的とし、ビジネス創出のリーダー核となるマネージャー層の方々を中心に7社10名の方にご参加いただきました。
昨今、「モノの価値」から「体験の価値」の創出が重要視されている中、ユーザーの「うれしい」を引き出す手法として着目されているユーザーエクスペリエンスデザイン(UXデザイン)の概要を理解していただくと共に、「東芝のUXデザイン」を実際に体感いただきました今回のセミナーについて、ご参加いただいた方からも「考え方や、デザイン手法の引き出しが増えた。」「実際に体験することができて、考え方、プロセスに対してイメージすることができた。」「どのように思考すればよいか理解しやすくなる」等と前向きなコメントをいただく事ができました。
(※)アイデアソンとはアイデアとマラソンを組み合わせた造語。新規サービス、製品の発掘、課題解決等を目的とし短時間で行う取組、ワークショップのことです。
開催日時および開催場所
参加対象 | 東芝ICTパートナー様(全ての商品のパートナー様) | |
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日時 | 2018年9月26日(水) | 13:00~18:10 |
場所 | スマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル) 〒212-8585 川崎市幸区堀川町72番地34 |
東芝のUXデザイン体感セミナー&懇親会アジェンダ
13:00 ~ 13:10 | 開催のご挨拶 |
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13:10 ~ 13:25 | 東芝ICTパートナープログラムにおける“共創”の説明 |
13:30 ~ 14:30 | UXデザイン講座(講師より) |
14:30 ~ 17:10 | UXデザイン体験ワークショップ |
17:30 ~ 18:00 | 商品紹介(Meister AR Suite) |
18:00 ~ 18:10 | 東芝ICTパートナー事務局連絡 |
18:15 ~ 19:30 | 懇親会 |
講師紹介

加藤 善裕(カトウ ヨシヒロ)
・デザインセンター デザイン第一部 インダストリアルICT担当
・電力や放送など社会インフラシステムのUIデザイン、UXデザインに従事
・HCD-Net認定 人間中心設計専門家、ヒューマンインタフェース学会 会員

土肥 匡晴(ドイ マサハル)
・デザインセンター デザイン第一部 インダストリアルICT担当
・BtoC向けハードウェアデザイン、BtoB向け提案支援/監視室/GUIデザインを経て、UXデザインに従事
・HCD-Net認定 人間中心設計専門家
UXデザイン体感セミナー
当日は、東芝ICTパートナープログラムの目指す共創の在り方、共創による効果につき主催側からお話させていただいた後、UXデザインの概要を講師より説明いたしました。共創、UXデザインのアウトラインを共有した後、前回のRECAIUSアイデアソンと同様「AIを使ったちょっとイイ未来」をテーマとし、東芝のUXデザインのアプローチを実際に体験いただきました。
アイスブレイクで参加者同士が笑い合いリラックスした後、ペルソナ(※)、共感マップを使用し(※)、まずはユーザーを理解・想像することに努めます。参加者の方々にペルソナがどのような人物で通常何を聞き、何を思っているか本人になりきって考えていただきます。その後、カスタマージャーニーマップ(※)という手法を使用、ペルソナが時間軸でどのような行動をし、どのような感情になるかを、参加者同士意見を出し合いながら理解していきました。
ペルソナの行動、感情を理解した後、AI技術で出来ることが書かれたカードを参考にしながら、AIを使ってペルソナがより「うれしい」を体感できるよう個人でアイデア出しを行いました。グループ内のアイデアを纏めたり組み合わせたりしてグループ内でアイデアを1つに纏めあげ、最後に纏め上げたアイデアによってペルソナの時間軸による感情がどう変化するか、どう向上するかを考察し発表いたします。
ユーザーの気持ちに寄り添い、ユーザーの「うれしい」を考える、ひいてはそれがユーザーおよび社会への価値還元になっていく。そのような体験を皆様に考えていただいたワークショップでした。
(※)ペルソナ、共感マップ、カスタマージャーニーマップ:UXデザイン体感セミナー使用ツールの説明をご確認ください。
UXデザイン体感セミナー使用ツール
今回のセミナーで使用したツールは下記になります。

ユーザーに対する認識のずれを抑えるため実在する人々についての具体的なデータを基に仮想のユーザー像を作ります。

ユーザーが何を目的に、どのようなことを実施し、何を気にしているかを整理し、取り組むべき課題を見つけます。

ユーザーの経験や感情の起伏を時間軸で記述し、経験をよりよくするためのポイントを見つけやすくします。

技術の本質が記述・例示されたカードで、新規の着想・アイデア発想を支援します。

要点を押さえて記述することでアイデアを発想、共有しやすくします。
UXデザイン体感セミナーの様子

UXデザイン体感セミナー参加企業様(50音順)
兼松コミュニケーションズ株式会社
株式会社システム情報
株式会社Sohwa & Sophia Technologies
株式会社ツリーベル
株式会社 TOKAIコミュニケーションズ
ビッグローブ株式会社
株式会社フレクト
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