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物流IoTソリューション
LADOCsuite

ロジスティクスソリューションフェア2019 出展レポート

(2019年8月27~28日 東京ビッグサイト)

「ロジスティクスソリューションフェア2019」は、新たなテクノロジーがもたらすロジスティクスイノベーション ~環境変化に対応したAIR(AI、IoT、RPA)の活用に向けて~ をテーマに掲げ開催されました。業務効率化、働き方改革が叫ばれ、国の取り組みとして“「ホワイト物流」推進運動”が進められている今、これからの物流業界における新しい機器、モノ、サービス、人にかかわるさまざまな側面からアプローチした数々のソリューションが出展され、開催2日間を通して約14,300名の来場者が訪れました。

東芝グループは、「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し自主行動宣言を表明。グループ内での自らの取り組み推進に加え、荷主企業や物流事業者などのお客様の「ホワイト物流」推進をデジタル技術でサポートすることを目指しています。「ロジスティクスソリューションフェア2019」では、東芝デジタルソリューションズと東芝テックの共同出展で、物流現場の生産性・品質・業務効率の向上を実現するソリューションを展示しました。

展示概要

東芝デジタルソリューションズ・東芝テック展示コーナー

東芝デジタルソリューションズの展示コーナーでは、輸配送データ、庫内作業データ、各種デバイスから送られてくるIoTデータを蓄積する物流サービスプラットフォームをベースに物流現場を支える「物流IoTソリューション LADOCsuite」のラインナップを展示。2019年4月にリリースした新商品「追跡・所在管理サービス LADOCsuite/LogiTrace」のコーナーでは、RFIDタグと輸送器材のミニチュアを用いたデモンストレーションなどを行いました。

東芝テックの展示コーナーでは、流通業で培ったRFID技術のノウハウを物流業界へ展開したソリューションを展示。東芝テックは、早くからRFID事業に取り組み、研究開発・実証実績を重ねており、多様な機器をラインアップしている東芝テックならではのソリューションに、来場者の多くの注目が集まっていました。

追跡・所在管理サービス「LADOCsuite®/LogiTrace」

東芝デジタルソリューションズ展示コーナー

荷物の出荷・入荷に欠くことのできないカゴ車などの輸送器材。何台の器材が手元にあって、どのくらいの数の器材がどこにあるのか…詳細を把握するのは困難を極め、頭を抱えている管理者・作業者は意外に多いようです。

追跡・所在管理サービス「LADOCsuite/LogiTrace」は、RFIDを利用して輸送器材の所在を自動収集し、器材の行先や戻り先、どこに何台の器材があるかを見える化。管理者の負担を軽減したり、大切な資産の適切な管理を実現したりと、物流資材を適正かつ正確に管理することで、物流コストの削減に大きく貢献するソリューションです。

展示コーナーでは、カゴ車のミニチュアを使い、RFIDによるカゴ車のトレースのデモンストレーションを実施しました。RFIDリーダによって読み取られたデータが自動的にクラウド上で管理されるため、展示をご覧いただいたお客様から、輸送器材が足りなくなると全店舗に電話連絡して確認することが多いが、このサービスならクラウド上でリアルタイムに輸送器材が追跡できる、サービス導入をきっかけとして大切な資産を大事に扱うといった使う側の意識改革にも一役買えそうだ、との声をいただきました。

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(YouTube動画:2分57秒)

倉庫管理ソリューション「LADOCsuite®/WMS」

東芝デジタルソリューションズ展示コーナー

作業がどこまで進んでいて、あとどのくらい残っているのか。現場で働く作業員はこれらの状況を把握することができず、ゴールが見えにくい環境下で作業を行っています。

倉庫の入出荷作業の効率化から倉庫内運用の最適化に向けた分析までをサポートする、倉庫管理ソリューション「LADOCsuite/WMS」の展示コーナーでは、スマートフォンを使ったデモンストレーションを実施。「LADOCsuite/WMS」を利用することで、ドライバーやピッキングなどを行う現場作業員がスマートフォン上でカンタンに現場状況を把握できるソリューションをご紹介しました。

これまでドライバーは現場とコミュニケーションを取りながら、もしくは事務所に電話で問い合わせて現場の作業状況を把握していましたが、この「LADOCsuite/WMS」の仕組みを利用すれば、スマートフォンでログインするだけで現場の作業状況を確認・把握することができるため、問い合わせをするという煩わしさもなく、積み込むタイミングをドライバー自身が判断し行動することが可能となります。

また、入出荷の実績データをもとにした在庫数の推移をグラフで表示し、倉庫内在庫や人員配置等の最適化につなげるPSI分析機能についてもご紹介しました。

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(YouTube動画:2分26秒)


輸送品質見える化・分析サービス「LADOCsuite®/TQVA」

東芝デジタルソリューションズ展示コーナー

「納入した食品が傷んでいた」「精密機器が破損していた」。荷主からの問い合わせに対し、輸送中のトラブルかどうか分からずに対応に困る、という課題をお客様からお聞きすることがあります。また、荷主から「徹底した温度管理のもと輸送したい」とリクエストを受けるという声も多く聞きます。そんな要望にお応えするのが、輸送品質見える化・分析サービス「LADOCsuite/TQVA」です。

輸送品質見える化・分析サービス「LADOCsuite/TQVA」は、クラウド上で容易に輸送中の温度や湿度、衝撃の状態が見える化できるソリューションです。使い方は簡単で、センサーロガーをトラック内の壁面に貼り付け、作業が完了したらスマートフォンをかざしてデータを収集しクラウドシステムに送信します。

展示コーナーでは、実際にセンサーロガーにスマートフォンをかざし、クラウドでデータ収集が完了するデモンストレーションを実施。また、データ収集結果をブラウザの画面でグラフとして可視化したり、温度逸脱情報が簡単に抽出できることもご紹介しました。

実際にセンサーロガーを運用されているお客様からは、ロガーの回収、PCへのデータ取り込みなど、データの収集と運用に手間がかかっているとのことで、スマートフォンでかざすだけでクラウドにデータが蓄積できることについてご好評いただきました。


RFID物流業務支援パッケージ「RFLogispert」

東芝テック展示コーナー

「RFLogispert」は、サプライチェーン全体でのRFIDの活用推進で培ったノウハウを生かし、物流業務の効率化に必要な機能をギュッと凝縮、さまざまなRFID機器と連携することが可能となるシステムです。

展示コーナーでは、「RFLogispert」と東芝テックのRFIDハンドリーダー「UF-2200」の連携による出荷検品業務のデモンストレーションを実施しました。「RFLogispert」は既存の物流システム(例えば、東芝デジタルソリューションズの倉庫管理ソリューション「LADOCsuite/WMS」など)とファイルの受け渡しのみで容易に連携することができるため、余分な開発費がかからず短期間での導入が可能です。

今後は、物流用機器として注目されている東芝テックの「自動搬送型RFIDトンネル式ゲート」や、すでに多くの小売業様に導入いただいている店舗向けRFIDパッケージシステム「RFマイスター」と連携することで、物流センターから店舗までの一貫したRFIDシステムによる、より一層の業務効率化を目指していきます。

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(YouTube動画:1分52秒)


RFID対応検品システム「検品大助3+映像検索」

東芝テック展示コーナー

物流業務における入出荷時の検品作業の効率化を実現するのが「検品大助」です。「検品大助」は、大画面のタッチパネル式ディスプレイを搭載しており、誰もが簡単かつスピーディーに操作することが可能です。ディスプレイに多くの情報を表示させることができるため、人的ミスの軽減も期待できます。またスキャナが固定されているため、両手を使って一定の姿勢での作業が可能で、使いやすく効率のよい作業スタイルを実現しています。

展示コーナーでは、「検品大助」の実機を用いたデモンストレーションを実施し、RFIDタグによる一括検品や、オプションのラベルプリンタと連動させての出荷ラベルの発行などをご覧いただきました。

さらに、検品の一連の作業を隈なく撮影して保存し、お客様からの問い合わせ時には瞬時に呼び出しと再生、確認が可能となるシステム「映像検索システム」との連携デモンストレーションも実施しました。映像で実際の検品シーンを残すこのシステムと連動することで、業務効率だけでなく作業品質の確保に貢献することができます。

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(YouTube動画:1分16秒)


RFID対応ラベルプリンタ「BA400シリーズ」

東芝テック展示コーナー

物流現場のラベル発行で求められるのは、高い耐久性とプリントスピード。「BA400シリーズ」はそのどちらも実現した、現場が待ち望んだプリンタです。

「BA400シリーズ」は、製造業・物流業向けに高い耐久性を実現したメタルボディの「BA410T」と、オフィス・店舗に適したプラスチックボディの「BA420T」の2モデルがあり、展示コーナーでは「BA410T」によるデモンストレーションをご覧いただきました。

「BA400シリーズ」は、従来モデルと比べて印字時間と処理時間を短縮し、最大印字速度を30%向上しました。また、サーマルヘッドなどの消耗部品が寿命を迎える前にエラーランプで知らせてくれる、パーツライフアラート機能も搭載。これにより予防保守が可能となり、急なトラブルによる製造ラインの停止などを未然に防ぐことができます。

さらに、オプション機能ではあるもののRFIDの書き込みにも対応。ラベル出力と同時にRFIDチップへのデータ書き込みが可能で、RFIDを利用した業務改善のニーズにも対応します。

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(YouTube動画:2分06秒)


セミナー

デジタル社会における物流革命~物流センターのデジタル化のポイント

展示会最終日の8月28日、東芝デジタル&コンサルティング株式会社 シニアコンサルタント 畑福 康人によるセミナーを開催しました。

来場者は約120人。倉庫や物流においてデジタル化を検討している方、また現状の体制を改善しようとしている方など、さまざまな課題を持つお客様が講演に耳を傾けていました。

東芝デジタル&コンサルティング株式会社は、お客様のデジタルトランスフォーメーションに向けたコンサルティングから価値創造までの一貫したサービスを提供しています。

講演では、物流のデジタル化に関して、①環境変化と物流センターの潮流、②物流センターデジタル化のポイント、③デジタル化のための物流システム、④経営判断について の4つの柱に分けて紹介しました。デジタル化のポイントと物流システムとの連携について、プロフェッショナル視点で、歯切れのよい軽快なトークを展開しました。

「改善したい」「自動化したい」内容によって、俯瞰から分析したり細部から分析したり、さまざまなアプローチが必要であると強調。さらに、WMS(倉庫管理システム)とWCS(倉庫制御システム)の相互関係についても、専門家ならではの解説に多くの来場者が関心を示し、大きくうなずきながら熱心に聞き入っていました。

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